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Owen Japan Trip 2010: 4日目@京都(広島)

オプショナルツアー:広島

広島ツアー

今日は終日京都でフリー。強行軍のスケジュールに皆かなりお疲れの様子だったので、よい休養日になったのではないでしょうか。

そんな中、まだまだ元気な21人は8時の新幹線で一路西へ。オプショナルツアーとして、広島を訪ねました。日本のことを外国人に紹介するのが、そもそものジャパントリップの目的。人類史上唯一の悲劇を知る祖国を持つ者として、私はこの地への訪問をどうしても外すことができませんでした。

しかし、それなりの遠征となるため、行きたいんだけど金が…という声が多かったことも事実。いろいろコストダウンの方策を探して、出会ったのが「HIP(Hiroshima Interpreters for Peace):平和のためのヒロシマ通訳者グループ」というボランティア組織でした。英語による被爆者の体験証言から宮島観光への同行まで、当方の期待以上に細やかなサポートをいただき、おかげさまでこの旅の充実度が格段に上がりました。改めて御礼申し上げます。

行きの新幹線では最前列に陣取った我々日本人でしたが、後ろの面々は妙に静か。やっぱり疲れてるよなぁ…と、最初はちょっと申し訳なくもありましたが、振りかえってみれば、そこにはHIPから事前に頂戴した原爆関係の資料を再度回し読みする彼らの姿が。これはうれしかったです。

いざ広島へ


到着後、まずは広島平和記念資料館へ。館内係員やHIPの方の説明に神妙に聞き入る参加者の姿が印象的でした。それに続いて、同館にて被爆体験の講話を拝聴。実際の被爆者による証言は、実に重みがあります。今回はお2人にプレゼンいただきましたが、いずれもしっかりした英語で、ご自身の体験や考えを語ってくださいました。
原爆記念資料館
真剣に説明を聞く参加者

被爆体験講話
御年を微塵も感じさせない熱意と迫力!貴重なお話をありがとうございました

昼食を挟んでから、新たなHIPのガイドさんたちにも加わっていただき、今度は平和記念公園内を散策。修学旅行や社会科見学と思われる子供たちもたくさん来ていて、ここが特別なところであることがよくわかっただろう…なんて思いつつ振り返ると、そこには小学生からサイン攻めにあう参加者たちの姿が(笑)。神妙な空気も、思わず和んだことでした。

サイン中
「このおにいさんはブラット・ピットだよー」などと、高田純次御大ばりの適当な紹介をされる参加者

いぇーい
ピース!ちなみに一同、お揃いのきいろい帽子に興味深々。

その後、広島名物の路面電車とJR・フェリーを使って宮島に移動したのですが、途中の電車で、なんと偶然にも岩国を訪れようとしていたアメリカ人Owenアルムナイと出会うというハプニングが!世の中本当に狭いもんです。

予期せぬ出会いに盛り上がったまま、宮島に到着する頃にはもう夕方。あいにく引き潮の時間だったものの、夕日を受けてひときわ朱の色合いを増す荘厳な厳島神社の姿には、参加者もさかんにシャッターを切っていました。そして、再び市内に戻り、日本のソウルフード代表、広島風お好み焼きに舌鼓を打ってから、京都への帰途についたのでした。堪能しすぎて待ち合わせ時間になっても戻らない面々がいたのは、まぁご愛敬…。2日分相当の内容を1日に凝縮したハードなツアーでしたが、参加者には楽しんでもらえたようでなによりでした。

宮島名物
ツアーガイド体験中。この後夕日が差していい感じに。


ホテルでスカパラの皆さんに会ったことも含め、うれしいサプライズが多かったことに満足なHS♪でした。

P.S. プライベート中だったにも関わらず、にこやかに会話してくださったNARGOさん、ありがとうございました!
vandyowen
Posted byvandyowen

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