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インターンシップ2022

皆さん、こんにちは。Class of 2022のRSです。

夏休みが終わり、学生が一斉に学校に戻ってきており、いよいよOwenも本格始動です。世の中でも、コロナに対して様々な試行錯誤が続いていますが、OwenもWithコロナの制約の下、リスクを最小化させつつも、学生たちの満足度を最大化させようと、いろいろな施策が実施されています。許容できるリスクをしっかり見極め、大胆な行動をとる姿勢は、日本人として学ぶことがとても多いと感じています。

さて本日は、MBA学生の夏休みの過ごし方の一つである、インターンシップについて少しお話をしたいと思います。
ご存じのように、多くの学生(アメリカの学生及び留学生)が、卒業後のフルタイムオファーを賭けて、インターンとして勝負の2か月を過ごします。今夏、私も、アメリカと日本の2社でインターンシップを経験し、とても充実した夏休みを過ごすことができました。以下では、アメリカおよび日本での私のインターンシップの経験をもとに、MBAのインターンシップについてまとめたいと思います。

まずは、私のアメリカと日本でのインターンシップ経験をハイライトしたいと思います。

アメリカのインターンシップでは、約8週間、ニューヨークにある財務コンサルティングファームで、企業価値評価業務を経験しました。多くの会社がリモート環境だったように、今夏は、私もテネシー州からニューヨークのオフィスにリモートアクセスし、仕事をするという、まさしく“Withコロナ”のインターンシップを経験できました。インターンシップ中、ニューヨークに行けなかったことは少し残念でしたが、”The アメリカの会社”という環境を、MBA中に経験できたことは、自身のプロフェッショナルスキルの向上また、今後のパーソナルなキャリアを考えるうえでとても良い経験になりました。

一方、日本でのインターンシップでは、約6週間、外資系製薬企業のFinancial Planning & Analysis (FP&A)で勤務しました。こちらは、出社とリモートが半分半分のハイブリット型の働き方で、どちらの働き方の良い面を経験できるインターンシップでした。また、与えられたプロジェクト課題が、実際に今、その会社が直面しているビジネス課題であり、とても知的好奇心を掻き立てられる内容でした。インターンシップを通して、自身の知らない事業会社(製薬)のファイナンス領域を深く理解する機会になり、とても貴重な体験となりました。

ここからは、1年目の夏休みに、インターンシップして良かったと感じた点をまとめたいと思います。

1. MBA1年目で学んだことを現場で実践できる
MBA1年目で、会計、戦略、マーケティング、ファインナンス、統計学など、経営を行うために必要な知識を、コアクラスを通して学ぶことができます。実際に、これらの科目を学び終えると、早く実際の現場で使いたいとウズウズする感覚が出ると思います。その実践の場として、夏休みのインターンシップはとてもふさわしい場所だと思います。実際に、私も上記の日本でのインターンシップで管理会計、戦略、また統計学をフル活用し、マネジメントへの提案を行いました。大学生時代にも“インターンシップ”を経験しましたが、今回のMBA後のインターンシップと比べると、何ともお粗末なものだったなと反省するほど、MBAでの学びを実践に役立てることがきました。

2. 社会人として働くということを思い出すことができる
2つ目のインターンシップをして良かったことは、完全に学生になろうとしていた体に、社会人としてのリズムを思い出させることができたことです。1年間、一生懸命MBA生活に没頭していると、良くも悪くも学生生活が身に染みています。言い換えると、半分学生、半分社会人としての状態、または、学生が重きを占めるようになっているかもしれません。しかし、この夏の時期にインターンシップを経験することで、社会人としての感覚を急速に取り戻すことができ、少しなまっていた感覚を引き戻し、かつ、緩みつつあった緊張感を元の状態に戻すことができました。もし、このインターンシップがなければ、2年間を終えた卒業時にモラトリアムのような状態になり、急な社会人へのシフトチェンジに苦労していたのではないかと、個人的には強く感じています。

3. まったく異なる領域分野に挑戦でき学びを得ることができる
最後の点は、これぞMBAの醍醐味であると思いますが、今までの自身のキャリアと非線形な領域に飛び込め、かつ学ぶことができるということです。私の場合、日本で金融とコンサルティング領域にいましたが、インターンシップを通して、①国を変えるという新たな領域、②製薬業界という新たな領域、という2つの大きな変化を経験することができました。特に米国の会社で働く中で、日本で働くことでは得られない経験(競争的な職場環境等)を得られ、自身のキャリアの幅を広げることができました。

さて、今日はインターンシップについて記載させていただきました。夏休みの過ごし方は、千差万別ですが、ぜひ、皆さんもMBAに進学された際は、一度インターンシップという選択肢をご検討されてみてはいかがでしょうか。また、改めて今回のインターンシップの経験を通して、Vanderbilt MBAに進学でき本当に良かったとも感じました。Vanderbilt MBAに来ていなければ、おそらく日米2ヶ国でのインターンシップを実現することはできなかったと思います。サポートいただいた、卒業生、大学スタッフの皆さんには感謝でいっぱいです。皆さんも、ぜひ志望校選びをされる際は、どんなキャリアの機会があるかを検討してみてください。

いよいよMBA受験も本格化するかと思いますが、ぜひ、MBA進学に向けて走りぬいてください!日本人在校生一同、皆さんの健康と成功を心よりお祈りしております。

Vanderbilt MBA 在学生による非公式サイト
https://owenjbc.wixsite.com/vanderbilt-mba-japan
vandyowen
Posted byvandyowen

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