MBAでのグループワークについて
2021年08月05日 公開
こんにちは。Class of 2022のYMです。
現在、大学は約3カ月の夏季休暇の真っ最中で、学生はインターンシップをしたり、旅行に出かけたりしています。私は家族と共に西海岸やグランドサークル、フロリダへとロードトリップに出かけて充実した休暇を過ごしています。ロードトリップでは、広大なアメリカの大自然や気候を肌で感じ、訪れる街々にて特有の文化に触れて素晴らしい経験ができました。
さて、本題ですが、今回はビジネススクールのグループワークについてお話したいと思います。ビジネススクールの醍醐味の一つであるグループワークは、Vanderbilt MBAにおいてもほとんどの授業で必要とされ、学年全体で180人程の少人数制スクールかつ全体の90%以上がアメリカ人の為、アメリカ人とグループを組むケースが殆どです。
1年目を終えて、私が感じたMBAでのグループワークのメリットは以下の通りです。
① 多様な価値観による“シナジー”効果を発揮できる
グループワークでは、バックグラウンドの異なる学生同士が議論して答えを導き出します。私にとっては答えが明確で議論の余地が一見なさそうな課題であっても、他の学生達と議論を重ねることで、様々なアプローチや答えがあることを発見できます。その可能性をグループで議論し、全員が納得できる答えに導く過程を経て、高次元のレベルまでグループ課題の質を高めることが出来るのです。このようにグループの人材の多様性が保たれていると、多様な考え方が出てきて、最初は簡単だと思ったテーマが深みを増していきます。そして、考えもしなかった論点を学ぶことは、自らの知識不足を知る上でも有効だと思います。
② 実践的な英語でのディスカッション能力が向上できる
グループディスカッションでは論理的かつ根拠のある主張で意見を述べることが求められ、主張の強いアメリカ人と時には激しく意見をぶつけ合うこともしばしばありました。しかし、その過程を経ることで、全員が納得できるレベルまでグループ課題の質を高められ、私自身の英語力も必然的に鍛えられました。ネイティブとの言葉の壁はまだまだあり、特にディスカッションが激しくなるとついていけないこともありますが、事前に確り準備をすればある程度は乗り越えられると実感できたのも収穫です。
③ 信頼のできる素晴らしい友人を作ることができる
グループワークは、課題についての議論のみならず、合間にプライベートなことも良く話しますので、お互いのことをより深く知ることが出来ます。また、週に2度以上のミーティングすることもしばしばあり(1年目はオンラインミーティングが大半でしたが・・)、クラス外でもかなりの時間を共に過ごします。こうした関係を通じてグループメンバーと仲良くなり、休日にスポーツや食事をしたりして交流を深め、お互い信頼し合える存在になります。メンバーで信頼関係を構築することで、課題も円滑に進めることができるようになるのです。
以上が私の感じたメリットです。一方で、グループワークに多くの時間がとられたり、課題をさぼってグループに貢献しようとしない人が一定数いる等、デメリットが存在することも事実です。それでも私は授業にグループワークがないのであれば、ビジネススクールに行く意味が大きく減少すると感じています。そのため、選択科目はグループワークの多い授業を意識的に選ぶようにしており、2年目もグループワークを最大限活用して大きな学びを得られるよう努めたいと思います。
ところで、新1年生(Class of 2023)の日本人3名が先日Nashville 入りしました。昨年はコロナ禍によりビザ取得が困難だったため、授業開始直前の8月に渡米しましたが、今年は7月中に全員が無事渡米できて本当に良かったです。現在は生活セットアップをしつつ、Owenのオリエンテーションに参加して授業開始に向けた準備をするなど、早くも慌ただしい日々を過ごしています。
受験生の皆さんは、スコアメイキングをしつつ、受験校を検討されている頃かと思います。Owenにご興味のある方やご質問のある方は、お気軽にJBCまでご連絡ください。
最後に、この夏で最も印象に残った景色の一つであるアンテロープキャニオンでの写真を載せておきます。

Vanderbilt MBA 在学生による非公式サイト
https://owenjbc.wixsite.com/vanderbilt-mba-japan
現在、大学は約3カ月の夏季休暇の真っ最中で、学生はインターンシップをしたり、旅行に出かけたりしています。私は家族と共に西海岸やグランドサークル、フロリダへとロードトリップに出かけて充実した休暇を過ごしています。ロードトリップでは、広大なアメリカの大自然や気候を肌で感じ、訪れる街々にて特有の文化に触れて素晴らしい経験ができました。
さて、本題ですが、今回はビジネススクールのグループワークについてお話したいと思います。ビジネススクールの醍醐味の一つであるグループワークは、Vanderbilt MBAにおいてもほとんどの授業で必要とされ、学年全体で180人程の少人数制スクールかつ全体の90%以上がアメリカ人の為、アメリカ人とグループを組むケースが殆どです。
1年目を終えて、私が感じたMBAでのグループワークのメリットは以下の通りです。
① 多様な価値観による“シナジー”効果を発揮できる
グループワークでは、バックグラウンドの異なる学生同士が議論して答えを導き出します。私にとっては答えが明確で議論の余地が一見なさそうな課題であっても、他の学生達と議論を重ねることで、様々なアプローチや答えがあることを発見できます。その可能性をグループで議論し、全員が納得できる答えに導く過程を経て、高次元のレベルまでグループ課題の質を高めることが出来るのです。このようにグループの人材の多様性が保たれていると、多様な考え方が出てきて、最初は簡単だと思ったテーマが深みを増していきます。そして、考えもしなかった論点を学ぶことは、自らの知識不足を知る上でも有効だと思います。
② 実践的な英語でのディスカッション能力が向上できる
グループディスカッションでは論理的かつ根拠のある主張で意見を述べることが求められ、主張の強いアメリカ人と時には激しく意見をぶつけ合うこともしばしばありました。しかし、その過程を経ることで、全員が納得できるレベルまでグループ課題の質を高められ、私自身の英語力も必然的に鍛えられました。ネイティブとの言葉の壁はまだまだあり、特にディスカッションが激しくなるとついていけないこともありますが、事前に確り準備をすればある程度は乗り越えられると実感できたのも収穫です。
③ 信頼のできる素晴らしい友人を作ることができる
グループワークは、課題についての議論のみならず、合間にプライベートなことも良く話しますので、お互いのことをより深く知ることが出来ます。また、週に2度以上のミーティングすることもしばしばあり(1年目はオンラインミーティングが大半でしたが・・)、クラス外でもかなりの時間を共に過ごします。こうした関係を通じてグループメンバーと仲良くなり、休日にスポーツや食事をしたりして交流を深め、お互い信頼し合える存在になります。メンバーで信頼関係を構築することで、課題も円滑に進めることができるようになるのです。
以上が私の感じたメリットです。一方で、グループワークに多くの時間がとられたり、課題をさぼってグループに貢献しようとしない人が一定数いる等、デメリットが存在することも事実です。それでも私は授業にグループワークがないのであれば、ビジネススクールに行く意味が大きく減少すると感じています。そのため、選択科目はグループワークの多い授業を意識的に選ぶようにしており、2年目もグループワークを最大限活用して大きな学びを得られるよう努めたいと思います。
ところで、新1年生(Class of 2023)の日本人3名が先日Nashville 入りしました。昨年はコロナ禍によりビザ取得が困難だったため、授業開始直前の8月に渡米しましたが、今年は7月中に全員が無事渡米できて本当に良かったです。現在は生活セットアップをしつつ、Owenのオリエンテーションに参加して授業開始に向けた準備をするなど、早くも慌ただしい日々を過ごしています。
受験生の皆さんは、スコアメイキングをしつつ、受験校を検討されている頃かと思います。Owenにご興味のある方やご質問のある方は、お気軽にJBCまでご連絡ください。
最後に、この夏で最も印象に残った景色の一つであるアンテロープキャニオンでの写真を載せておきます。

Vanderbilt MBA 在学生による非公式サイト
https://owenjbc.wixsite.com/vanderbilt-mba-japan