コロナウイルスの影響

Class of 2020 YKです。すでに日本やアメリカで景気悪化の大きな要因の一つとなっているコロナウイルスですが、ナッシュビルでも感染者が確認されてから数週間が経過しました。今回は、ナッシュビルに住む在校生の主観的な立場から、その影響をお伝えさせていただきます。

授業への影響
大学の対応は迅速なもので、さらなる感染の拡大を防ぐために、暫定的な対策として、Mod4が終わるまでは授業が全てオンラインに移行することになりました。教授陣の尽力もあり１週間足らずでオンライン環境への移行が完了したことで、授業スケジュールとしては大きな変更はなく、今週から授業が始まっています。自宅から授業を受けることには違和感を覚えますが、授業がなるべくインタラクティブに進むように、授業進行も工夫されており、自身の興味に沿った内容が学べているように感じます。

住環境への影響
公共の場への露出を控えようという意識が急速に高まっており、私が住んでいるアパートの公共スペースも閉鎖され、開催される予定だったあらゆるイベントも中止となりました。飲食店も物理的な接触を避けるために店舗を閉鎖し、Uber Eatsなどのオンラインデリバリーサービスに移行する店舗が出はじめています。今後、このような状態が長期的に続くことになれば、地元経済の不振や雇用率の悪化が予想されるため、コロナウイルスの問題が色々なところに影を落としています。

学内コミュニケーションへの影響
Owenの良さの一つとして、学生主体の学内イベントが多数あり、学生間でのコミュニケーションが非常に活発であることが挙げられます。ただ、今回の影響を受けて様々なイベントも自粛しなければならないため、限られた状況でもコミュニケーションをとる機会を設けようと、様々な試みが始まっています。伝統的な行事であるクロージングベル（大学公式のお酒を介したソーシャルネットワークイベント）やインターナショナルの生徒が集まるInternational Student Care Gathering などを、オンラインに移行して、ワイワイ話しをしながら、現在の不安や卒業を控えた思いなどをシェアしようという試みです。困難な状況を創意工夫で乗り切ることで、より皆がお互いを思いやる意識が高まっているように感じます。

このように、コロナウイルスによって様々な影響が出ていますが、少しでも早く終息し、今の一年生や新しく入学される方が、来年度は例年と変わりなく輝かしいスタートが切れることを心より願っています。私自身はあと２ヶ月で卒業となりますが、自身の２年間を振り返った上で、卒業後に新しいスタートが切れるように準備したいと思います。皆様も大変な状況が続くかと思いますが、お身体をご自愛ください。

Vanderbilt MBA 在学生による非公式サイト