MBAでやりたいことをやりきる!!@Owen
2019年04月15日 公開
Class of 2019のAOです。今回のブログでは、前回の2018 12/31のブログに続き留学中で得られた5つの経験の残り3つについてまとめてご紹介させて頂きたいと思います。長くなりますので、下記のトピックを参考に参照頂ければと思います。
1. Owen Cosmopolitan Weekの創設
チームビルディングからファンドライジングまで
2. Wharton Business SchoolにおけるMIINTプログラム参加について
貴重な学習機会とコンペ参加チームへのアドバイザーとして
3. 出産から子育てまで
ナッシュビルはかなり恵まれた環境?
1) Owen Cosmopolitan Weekの創設
在学中は、色々と多くの友達ができアメリカ人同級生の実家に滞在したり、旅行に一緒に出かけたり、娘の代父母になって貰ったり、或いは同級生の婚約パーティーや出産祝いを企画したりとOwenの持つ素晴らしいCommunityを堪能していますが、それでもアメリカ人に限らず同級生同士で他文化への理解が欠けてしまう言動を少なからず見聞きすることがあります。Owenの良い点は上記の様に人が良いのですぐに学び取り改善しようという機運がある一方で、同級生が卒業後必ず必要なビジネス慣習や価値観の相違などについて、双方向で学ぶという事は個人ベースに限られている為、数人の同級生に声をかけこのOwen Cosmopolitan Weekプロジェクトをスタートさせました。
1週間に及ぶイベントで International Studentsに負担がなく食事などを通じた異文化体験も提供したいと考えている為、比較的大規模なファンドライジングとクラブや生徒会との提携、教授陣によるサポートも必要となり想像以上に準備に時間がかかりました。具体的にはまずは、同級生数名に声をかけてチームビルディングをスタートし、生徒会の会長及び幹部とのミーティングを経て生徒会役員からもチームメンバー入りをしてもらいました。同時に、生徒会を通じてTedex Nashvilleとコンタクトを取りゲストスピーカーの招致を試みました。また、OwenにはGlobal Business Associationがあり来年以降も恒久的なイベントとなる様にGBAの1年生のBoard Memberをコアチームに招待し企画に参加して貰いました。Owen Cosmopolitan Weekはオープニングイベントとなる月曜日のイベントは当校の看板教授による「Breaking Bias」「Having a global mindset」というレクチャー、火曜日から木曜日までは各国の代表者によるプレゼン・ワークショップが行われます。いずれの日も学校側の全面協力によりInternational foodのランチが提供される予定です。また、最終日の木曜日の夕方には生徒に人気があり国際経験に富んだ教授によるこれまでの人生経験について語ってもらうクロージングイベントをカクテル『コスモポリタン』を全員で作って行い1週間のイベントを終える予定です。International foodのランチ提供には大規模なファンドライジングが必要でしたが、学校側と交渉した結果全面的に協力して貰えることになりました。教授陣も個別にコンタクトをとって協力をお願いしましたが 、どの教授も大変協力的で自発的な試みを支援するOwenならではの文化と改めて感じています 。
Owen Cosmopolitan Week以外にも交換留学生徒の交流会をMod2期間中に財団からの資金提供を受けて開催しましたが、いずれにも共通するのはインフルエンサー及びコネクションの発見、ネゴシエーションの重要性、効果的なプレゼンテーション能力と言ったビジネスにも直結するスキルが大変重要だったと思います。与えられた機会ではなく、機会を作っていきたい・多くの人に影響を与えたいという人にはOwenは素晴らしい環境にあると思います。
2) Wharton Business SchoolにおけるMIINTプログラム参加について
私は先に述べた様にTFCの特別研究員を務めていますが、その一環としてWharton Social InitiativeとBridge Foundationが共同で世界TOP30のビジネススクールの生徒のみに提供するMIINTプログラム参加の実行委員を務めました。実行委員としては、Wharton schoolとBridge Foundationとのミーティング・交渉、TFCにおけるプログラム参加費用の予算枠設定、プログラムの一環であるコンペに参加するチームビルディングに貢献しました。
MIINTプログラムはImpact Investmentについて学習し、また同マーケットでのネットワーキングの機会を提供すると共に、優勝賞金500万円のコンペもあります。このコンペは各スクールからチームが参加し(授業料の参加費用が必要)、Impact investmentを行うVenture Capitalと同様に投資先、投資計画を作成して発表し最も優秀な投資案件を競います。実際に投資先の選定が必要で重要情報等もしっかりと入手する必要がある為に、私も今夏の経験で得たNetworkを活かして投資先の発見に協力しています。尚このプログラムは10月にスタートして4月に最後にWhartonに全員が集まってコンペを開催して終了という大変長丁場のプログラムになっています。
1年生主体のチームがMIINTプログラムでは推奨されている為、私は過去のImpact Investmentのビジネス経験も活かして学生アドバイザーとしてチームをサポートすると共にTFCに費用をカバーして貰いMIINTプログラムの授業を現在受講しています。
3) 出産から子育てまで
プライベートな話になりますが、留学期間中に第一子が現地ナッシュビルで誕生した為、もしナッシュビルで出産から子育てを経験したらどうなるかについて簡単にご紹介させて頂きます(いずれも2018年時点の情報です)。International studentsはVanderbiltが提供する保険プログラムが必須ですが、配偶者も同プログラムに加入が可能でクリニック通院から出産までの費用にも適用されます。アメリカの病院はどちらかというと帝王切開を好む医院が多いとされていますが、自然分娩をできるだけ行いたいという人向けのクリニックもあります。私の通ったクリニックの場合は、定期的なクリニック訪問を通じて毎回違うドクターと会う様にアレンジされており、出産当日に全く知らないドクターが担当するというリスクを限りなく軽減することができます。尚、通院時より日本語同時通訳をお願いすることができます。
出産が近づくと、病院にて半日の研修を受けて陣痛が来てから病院に来るまでの講習、結構表現の激しいビデオを見ていかなるシチュエーションにも対応できるようにするトレーニング、実際の院内ツアーなどを受けて備えます。これは、当日に備えて大変為になりました。出産時にはこちらではDoulaと呼ばれる出産に関するアドバイスやサポートを行う女性に立ち会ってもらうことができます。Doulaは基本的には医学的はなく精神面でのサポートを行う人で、私の場合はアメリカ人同級生を通じてボランティアのDoulaを紹介して貰いました。まだ、Undergraduateの生徒でしたが経験豊富で且つ日本人とのハーフで日本語も少しわかるとあって、特に家族が日本からサポートに来るわけでもなかった不安な出産においてかなり精神的負担が減りました。産後は病院内で出生届の手続きが取れます。日本国籍取得に向けては大使館に出向く必要がありますが、Owenの場合は学校から徒歩10分程度の場所に日本領事館がありますので大変簡単に手続きを済ませることができます。もちろん、領事館にてパスポートの申請・取得もできます。
出産にあたっては、学校を1週間自主的に休みましたが計画的に前倒しで学習し教授陣ともリレーションを構築していれば最終的に成績も通常と変わらず取得することができました。アメリカでは平均して2日で退院となりますが、退院から帰宅後に至るまでアメリカ人同級生の数名が移動から食事まで数日間サポートしてくれた為、助かりました。退院後も日本と同じく定期健診があり、担当医が数歳になるまで成長を見守ってくれます。
育児になると、こちらではBabysittingが日本よりも充実しているのではないかと思います。Owenに配偶者ありで進学している同級生の多くは配偶者が医療関係者であることが多く、私も子供のBabysitは同級生の奥さんに頼むことがもっぱらです。一度だけ、お金を払って来てもらいましたがそのアメリカ人の場合は、幼児教育についてPeabodyで学び現在も研究職として在籍し、以前はPreschoolの先生もしていたという大変経験豊富な人で安心してBabysitをしてもらうことができました。ただ、幼稚園は日本と同じく大変競争率が激しく1年以上のWaitingが殆どです。その代わり、地域コミュニティ主催のParents club、Nap club、教会主催のclub、公共図書館が開催のStory telling clubを通じて同世代の赤ちゃんと遊ばせることができ、我が家の場合は毎日いずれかのclubに私か妻が連れて行っている為、幼稚園の代わりに十分になっています。
余談になりますが、仮にキリスト教徒の方でお子様の洗礼も考えたいという方に、そのプロセスをご紹介します。私の場合は、普段から通っている教会が大聖堂でもあった為、そこでの洗礼を行いましたがインターネットでも簡単にどの教会が行っているか確認できます。教会側に洗礼を行いたい旨を伝えると、まずは洗礼式にあたってのクラスの受講を行う必要がある為、クラスの候補日を提示されます。このクラスの受講があって次に実際の洗礼式の日取りが決められます。幼児洗礼にあたっては代父母が必要となります。アメリカでは洗礼式は割と大きなイベントとして捉えられ、私も代父母はアメリカ人の同級生とそのフィアンセに頼んだ為、20名ほどの同級生を式典に招待し式後は食事会も開催しました。洗礼式は特に事前に告知しなくても全員がスーツかあるいはそれに近い服装で来てくれて、また贈答品も頂いたので逆に洗礼式に誘われた場合はその辺に留意される方が良いかもしれません。
また、私はOwen Admission Ambassadorでもありますので、何か他に関することでも質問がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
■JBC(Japan Business Club)公式HP
http://www2.owen.vanderbilt.edu/owenclubs/japanese/jp/1_home.html
1. Owen Cosmopolitan Weekの創設
チームビルディングからファンドライジングまで
2. Wharton Business SchoolにおけるMIINTプログラム参加について
貴重な学習機会とコンペ参加チームへのアドバイザーとして
3. 出産から子育てまで
ナッシュビルはかなり恵まれた環境?
1) Owen Cosmopolitan Weekの創設
在学中は、色々と多くの友達ができアメリカ人同級生の実家に滞在したり、旅行に一緒に出かけたり、娘の代父母になって貰ったり、或いは同級生の婚約パーティーや出産祝いを企画したりとOwenの持つ素晴らしいCommunityを堪能していますが、それでもアメリカ人に限らず同級生同士で他文化への理解が欠けてしまう言動を少なからず見聞きすることがあります。Owenの良い点は上記の様に人が良いのですぐに学び取り改善しようという機運がある一方で、同級生が卒業後必ず必要なビジネス慣習や価値観の相違などについて、双方向で学ぶという事は個人ベースに限られている為、数人の同級生に声をかけこのOwen Cosmopolitan Weekプロジェクトをスタートさせました。
1週間に及ぶイベントで International Studentsに負担がなく食事などを通じた異文化体験も提供したいと考えている為、比較的大規模なファンドライジングとクラブや生徒会との提携、教授陣によるサポートも必要となり想像以上に準備に時間がかかりました。具体的にはまずは、同級生数名に声をかけてチームビルディングをスタートし、生徒会の会長及び幹部とのミーティングを経て生徒会役員からもチームメンバー入りをしてもらいました。同時に、生徒会を通じてTedex Nashvilleとコンタクトを取りゲストスピーカーの招致を試みました。また、OwenにはGlobal Business Associationがあり来年以降も恒久的なイベントとなる様にGBAの1年生のBoard Memberをコアチームに招待し企画に参加して貰いました。Owen Cosmopolitan Weekはオープニングイベントとなる月曜日のイベントは当校の看板教授による「Breaking Bias」「Having a global mindset」というレクチャー、火曜日から木曜日までは各国の代表者によるプレゼン・ワークショップが行われます。いずれの日も学校側の全面協力によりInternational foodのランチが提供される予定です。また、最終日の木曜日の夕方には生徒に人気があり国際経験に富んだ教授によるこれまでの人生経験について語ってもらうクロージングイベントをカクテル『コスモポリタン』を全員で作って行い1週間のイベントを終える予定です。International foodのランチ提供には大規模なファンドライジングが必要でしたが、学校側と交渉した結果全面的に協力して貰えることになりました。教授陣も個別にコンタクトをとって協力をお願いしましたが 、どの教授も大変協力的で自発的な試みを支援するOwenならではの文化と改めて感じています 。
Owen Cosmopolitan Week以外にも交換留学生徒の交流会をMod2期間中に財団からの資金提供を受けて開催しましたが、いずれにも共通するのはインフルエンサー及びコネクションの発見、ネゴシエーションの重要性、効果的なプレゼンテーション能力と言ったビジネスにも直結するスキルが大変重要だったと思います。与えられた機会ではなく、機会を作っていきたい・多くの人に影響を与えたいという人にはOwenは素晴らしい環境にあると思います。
2) Wharton Business SchoolにおけるMIINTプログラム参加について
私は先に述べた様にTFCの特別研究員を務めていますが、その一環としてWharton Social InitiativeとBridge Foundationが共同で世界TOP30のビジネススクールの生徒のみに提供するMIINTプログラム参加の実行委員を務めました。実行委員としては、Wharton schoolとBridge Foundationとのミーティング・交渉、TFCにおけるプログラム参加費用の予算枠設定、プログラムの一環であるコンペに参加するチームビルディングに貢献しました。
MIINTプログラムはImpact Investmentについて学習し、また同マーケットでのネットワーキングの機会を提供すると共に、優勝賞金500万円のコンペもあります。このコンペは各スクールからチームが参加し(授業料の参加費用が必要)、Impact investmentを行うVenture Capitalと同様に投資先、投資計画を作成して発表し最も優秀な投資案件を競います。実際に投資先の選定が必要で重要情報等もしっかりと入手する必要がある為に、私も今夏の経験で得たNetworkを活かして投資先の発見に協力しています。尚このプログラムは10月にスタートして4月に最後にWhartonに全員が集まってコンペを開催して終了という大変長丁場のプログラムになっています。
1年生主体のチームがMIINTプログラムでは推奨されている為、私は過去のImpact Investmentのビジネス経験も活かして学生アドバイザーとしてチームをサポートすると共にTFCに費用をカバーして貰いMIINTプログラムの授業を現在受講しています。
3) 出産から子育てまで
プライベートな話になりますが、留学期間中に第一子が現地ナッシュビルで誕生した為、もしナッシュビルで出産から子育てを経験したらどうなるかについて簡単にご紹介させて頂きます(いずれも2018年時点の情報です)。International studentsはVanderbiltが提供する保険プログラムが必須ですが、配偶者も同プログラムに加入が可能でクリニック通院から出産までの費用にも適用されます。アメリカの病院はどちらかというと帝王切開を好む医院が多いとされていますが、自然分娩をできるだけ行いたいという人向けのクリニックもあります。私の通ったクリニックの場合は、定期的なクリニック訪問を通じて毎回違うドクターと会う様にアレンジされており、出産当日に全く知らないドクターが担当するというリスクを限りなく軽減することができます。尚、通院時より日本語同時通訳をお願いすることができます。
出産が近づくと、病院にて半日の研修を受けて陣痛が来てから病院に来るまでの講習、結構表現の激しいビデオを見ていかなるシチュエーションにも対応できるようにするトレーニング、実際の院内ツアーなどを受けて備えます。これは、当日に備えて大変為になりました。出産時にはこちらではDoulaと呼ばれる出産に関するアドバイスやサポートを行う女性に立ち会ってもらうことができます。Doulaは基本的には医学的はなく精神面でのサポートを行う人で、私の場合はアメリカ人同級生を通じてボランティアのDoulaを紹介して貰いました。まだ、Undergraduateの生徒でしたが経験豊富で且つ日本人とのハーフで日本語も少しわかるとあって、特に家族が日本からサポートに来るわけでもなかった不安な出産においてかなり精神的負担が減りました。産後は病院内で出生届の手続きが取れます。日本国籍取得に向けては大使館に出向く必要がありますが、Owenの場合は学校から徒歩10分程度の場所に日本領事館がありますので大変簡単に手続きを済ませることができます。もちろん、領事館にてパスポートの申請・取得もできます。
出産にあたっては、学校を1週間自主的に休みましたが計画的に前倒しで学習し教授陣ともリレーションを構築していれば最終的に成績も通常と変わらず取得することができました。アメリカでは平均して2日で退院となりますが、退院から帰宅後に至るまでアメリカ人同級生の数名が移動から食事まで数日間サポートしてくれた為、助かりました。退院後も日本と同じく定期健診があり、担当医が数歳になるまで成長を見守ってくれます。
育児になると、こちらではBabysittingが日本よりも充実しているのではないかと思います。Owenに配偶者ありで進学している同級生の多くは配偶者が医療関係者であることが多く、私も子供のBabysitは同級生の奥さんに頼むことがもっぱらです。一度だけ、お金を払って来てもらいましたがそのアメリカ人の場合は、幼児教育についてPeabodyで学び現在も研究職として在籍し、以前はPreschoolの先生もしていたという大変経験豊富な人で安心してBabysitをしてもらうことができました。ただ、幼稚園は日本と同じく大変競争率が激しく1年以上のWaitingが殆どです。その代わり、地域コミュニティ主催のParents club、Nap club、教会主催のclub、公共図書館が開催のStory telling clubを通じて同世代の赤ちゃんと遊ばせることができ、我が家の場合は毎日いずれかのclubに私か妻が連れて行っている為、幼稚園の代わりに十分になっています。
余談になりますが、仮にキリスト教徒の方でお子様の洗礼も考えたいという方に、そのプロセスをご紹介します。私の場合は、普段から通っている教会が大聖堂でもあった為、そこでの洗礼を行いましたがインターネットでも簡単にどの教会が行っているか確認できます。教会側に洗礼を行いたい旨を伝えると、まずは洗礼式にあたってのクラスの受講を行う必要がある為、クラスの候補日を提示されます。このクラスの受講があって次に実際の洗礼式の日取りが決められます。幼児洗礼にあたっては代父母が必要となります。アメリカでは洗礼式は割と大きなイベントとして捉えられ、私も代父母はアメリカ人の同級生とそのフィアンセに頼んだ為、20名ほどの同級生を式典に招待し式後は食事会も開催しました。洗礼式は特に事前に告知しなくても全員がスーツかあるいはそれに近い服装で来てくれて、また贈答品も頂いたので逆に洗礼式に誘われた場合はその辺に留意される方が良いかもしれません。
また、私はOwen Admission Ambassadorでもありますので、何か他に関することでも質問がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
■JBC(Japan Business Club)公式HP
http://www2.owen.vanderbilt.edu/owenclubs/japanese/jp/1_home.html