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交換留学制度について

こんにちは。Class of 2018のYoshiです。

今回はOwenの交換留学制度についてご紹介します。Owenは世界各国のビジネススクールと提携関係にあり、それらの学校と交換留学制度を持っています(Owenの卒業単位にカウントできます)。交換留学には様々な形態があり、2年次の一定期間(秋学期もしくは春学期)を使って行われるもの(いわゆるExchange Programs)もあれば、MBAの1年目と2年目の間(つまり夏休み期間中)の2-3週間を使って行われるMaymester study abroad programというものもあります。私は昨年6月にMaymester programの一環で、ノルウェーのベルゲン市にあるNHH(Norwegian School of Economics)にてNatural Resource Managementというショートコースを受講してきました(Owenでは2単位にカウントされます)。

参加者は私のような提携校の生徒、および現NHHの生徒に限定されていましたが、世界各国から人々が集い、普段のOwenでの生活とはまた違ったコミュニティを作るのに有意義でした。日本人の参加者も私以外に数名いましたが、アメリカやカナダ、オーストラリア、そして意外なところでは東欧圏からの参加が多かったように思います。

プログラムは、日中は講義中心で(朝9時から夕方4時まで)、ノルウェー独自の化石燃料のマネジメント方法やヨーロッパ電力市場の現状と課題、環境問題、水産物を中心とした再生可能資源のマネジメントなど、Owenの授業では聞けない話題が目白押しでした。教授陣は基本的にノルウェー人ですが、授業は全て英語で行われますのでご安心を(年輩の教授であればあるほど、強いノルウェー語訛りがあるので、その点は覚悟が必要ですが)。また、企業訪問も2回組み込まれ、ノルウェーの誇る水産業および石油・天然ガスビジネスの第一線にいる方々から話を聞くこともできました。

一方、授業の終わった後は、TA(Teaching Assistants)主導でハイキングやバーベキューなどのイベントが数多く催されました。2週間のプログラム期間のうち、ほぼ半分(もしくはそれ以上?)は何らかのイベントがあった気がします。6月のノルウェーは日没が夜12時過ぎぐらいで日照時間が非常に長いので、授業が終わった後からでもハイキングに行けますし、クラスメートの中には11時過ぎからダウンタウンに繰り出していく人達もいました(店も夜遅くまでやっています)。TAによれば、ベルゲンのナイトライフはこのプログラムの醍醐味だとのこと。私は出席者の中で比較的年配の方だったので、あまり夜遅くまでは付き合いきれませんでしたが、体力のある方であればベルゲンの夜は楽しいこと間違いなしでしょう。

一方で、問題なのが物価の高さです。ノルウェーは国別幸福度ランキング2017で首位に選ばれるほどその豊かな福祉政策で有名で、教育と医療が無料なのですが、その代わり高率な税金が課されているため、物価が非常に高く、旅行者の財布には厳しい国となっています。コンビニの一番小さいホットドッグで800円、マクドナルドのセットで2,000円、普通にディナーとなれば4,000円ぐらいの出費は覚悟する必要がありました。ビールも一杯1,000円はするので、飲みに行くのもなかなか勇気が要ります(苦笑)。私の場合は、クラスメートと自炊クラブを作り(といっても、私はほとんど洗い物担当でしたが、、、)、近くのスーパーで買ってきた食材を寮で調理することで生活コストを抑えました。このあたりは個人の工夫が必要となる部分かもしれません。

製鉄会社で原料調達に従事してきた私にとって、プログラムの内容自体、非常に関心のある分野だったことが参加の主な理由でしたが、そうでなくとも楽しめるプログラムだったように思います。日頃馴染みのない北欧の地で過ごした日々を通じて、アメリカでは得られないであろう様々な気付きを得ることが出来ました。また、ノルウェーはフィヨルドを数多く抱えるとても風光明媚な場所でもあるので、機会があれば是非、交換留学制度を活用されることをおススメします。

※なお、交換留学先はノルウェー以外にもたくさんあります。南米(ブラジル、メキシコ、チリなど)、ヨーロッパ(フランス、ドイツ、イタリア、オーストリアなど)、アジア(中国、シンガポール、香港など)、オーストラリア、等々。提携校は世界各地にありますので、是非ご自分のニーズに合った場所やプログラムを探してみてください。

■JBC(Japan Business Club)公式HP
http://www2.owen.vanderbilt.edu/owenclubs/japanese/jp/1_home.html
vandyowen
Posted byvandyowen

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