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  2. 2010年05月

感動の卒業式

といっても自分のではない。5歳半でプレスクールに通っていた我が子の卒業式である。一人前にガウンで身を包み、キャップにはタッセルまでついている。私が卒業式で記念に貰ったタッセルと色違いのお揃いである。

アメリカらしいところは、キリスト教式のお祈りで始まって、愛国心を煽るアメリカ国家への宣誓で終わるところ。宣誓文句は幼稚園児でもしっかりと覚えている。I pledge allegiance to the flag of the United States of America, and to the republic for which it stands, one nation under God, indivisible, with liberty and justice for all. こうしてアメリカでは小さい頃から愛国の精神が心に刻み込まれるのだろう。

園長先生が一人ずつ園児の将来なりたい職業などを紹介した後にDiplomaを手渡す授与式も感動したが、目玉は"From A to Z"であった。事前に一人一文字が割り当てられ、それぞれのアルファベットに関して覚えた3-4文のフレーズを、100人を超える聴衆の前で発表する。

大人数の前でも物おじせず大きな声でプレゼンできるのはアメリカ人の素晴らしさ。緊張どころかテンションが上がり練習以上の結果が出せる。言い方に抑揚をつけて、絶妙の間を作って笑いまで取れる。それがアメリカ人である。我が子には緊張のあまり笑顔が見られない。残念ながら根っからの日本人であった。

我が子の割り当ては"L"。いよいよ自分の順番というときに、キャップが頭からずり落ちてしまうアクシデント。お気に入りの先生に直してもらって、いよいよ"L"のフリップを持って前に。最初の一文を喋り出したところで頭が真っ白になったらしい。全く次の言葉が出ない。

静かな教会がより一層静かになった一瞬である。観衆が我が子の発する次の言葉をシーンとして見守る。このとてもタフな局面で我が子は何とか踏ん張った。次の言葉が出始めたところで無事最後まで言い切ることができたのである。

私自身MBAにおけるプレゼンの際に何度も同じ経験をした。これ程あせることはない。それを立派に成長した我が子がやって遂げたのである。自分が英語で苦労したこの2年間と重ね合わせて、思わず涙が溢れてきた。

因みに、日本人にとっては鬼門となる"L"の発音。さすがに本場仕込み、完璧であった。私にはどんなに頑張っても超えられない壁。少し悔しかった。

以上、Class of 2010のHSでした。

(我が子のパート)
L is for letters.
And this one is L.
I know all of them now.
And I'll soon learn to spell.

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Author:vandyowen
米国テネシー州ナッシュビルにあるVanderbilt大学Owen経営大学院の日本人在校生によるブログです。

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