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卒業にあたり

Class of 2015 Tomoです。

ブログ最後の執筆になる今回は、卒業にあたり思うことをつれづれなるままに書いてみたいと思います。

来週の卒業式を終えれば、晴れてMBAホルダーとなり実際のビジネスの世界に戻っていきます。2年前、留学することになった際は漠然と「MBAを取れば、キャリアが開ける」と感じていました。今、実際にMBAでの生活を終えて感じるのは、異なったものとなりました。

個人的にはMBAは、意思決定のツールを学ぶ場であり、キャリアのための手段であると思っています。MBAに関わらず自身のキャリアパスというものは、自分の最終的なキャリアゴールを達成するために必要な能力をどうやって身に着けるか、という方法論の問題でしかありません。私はMBAに行けばその能力の一部が得られると考えていましたし、現在もそう思っています。ただ、それが事実かどうかは、実際のビジネスに戻った際にMBAで学んだことや経験したことが役に立って、初めて価値のあるものになります。MBAに行っている間は当然実務経験を犠牲にしているわけで、比較衡量してプラスになっていなければ、ただ「2年間面白かったな」で終わりです。それでよいと思う方もいらっしゃると思いますが。

さらに、私たちはこれからAlmuniとしての役割も求められます。Owenに貢献するためには、それこそ個々人がビジネスの世界で成功し「Owenは素晴らしい卒業生を輩出している」と思われるような活躍が必要となります。成功の評価は客観的・相対的な概念ですから、卒業生として今後あまりビジネスでの成功・出世が成し遂げられなければ、将来的にはOwenの評価は相対的に低いものとなってしまいます。その点を踏まえて、自身を磨き続ける必要もあるでしょう。事実Top20クラスの学校と比べれば、少なくとも日本国内での評価が低いのは否めません。その評価を逆転させるために、如何にOwenがビジネスでの成功のために有益か、ということを私たち卒業生が見せていかなければならないでしょう。好む好まざるにかかわらず、私たちはOwenの看板の一端をしょっているのです。

英語に関しては、少しましになったかな、というのが個人的な感想です。私のように海外経験が無い人が、ネイティブのようになろうと思うのは非現実的です。その一方で、自分の意見や考えが通らないのを英語のせいにするのも論理すり替えだとかんじました。まったく英語ができないのは問題ですが、少なくとも素晴らしい解答や意見を出せれば、周りの人は英語がつたなくても一生懸命聞いてくれます。なぜなら、それは彼らにとって役に立つからです。逆にいうと、英語がいくら流暢でも大した意見が言えなければ、価値はありません。日本の企業が海外で苦戦する理由の一つに英語力が挙げられることがままありますが、それは一つの小さな要因ではあるが決して主因ではないと思います。ビジネスが素晴らしければ相手はつたない英語でも必死に聞きますし、むしろ日本語を覚えてくるでしょう。因果関係は決めつけず、詳細な調査が必要だと感じます。同じことがMBAでも起こります。語学能力にばかり目を向けるのではなく、知識や能力を高めることにも重きを置かないと高い語学学校にいっただけになります。

少し真剣な話になってしまいましたが、Owenでの2年間は新鮮でした。自分の固定的な考え方を取り除くにもよい環境ですし、勉強するにも良い環境です。より高いランクの学校であればさらにいいのかもしれませんが、そこはわかりません。Owenは他校に比べて留学生の割合が低いので、アメリカ社会のような環境を経験できます。また多くの留学生からも刺激を受けました。年齢も変わらないのに、自分よりはるかに優秀な留学生を見るにつけ、自分を高めるための刺激をもらうことができます。アメリカ生活は不便もありますが、良い経験でもあります。長い夏休みは、単純に嬉しいものでした。

多くの思い出と、これからのモチベーションをもち、卒業式に臨みたいと思います。

オススメの図書について

こんにちは。Class of 2016のYoshiです。
本日は、オススメの英文ビジネス図書を紹介したいと思います。

一冊目は「Understanding Michael Porter 〜The Essential Guide to Competition and Strategy〜Joan Magretta」です。本書はポーターの競争理論に関する実務者向けの解説書です。日々の仕事に忙殺されているManagerでも簡単に咀嚼できるように平易な文章で書かれております。つまらない本なら中古で売ろうと思い、最初は丁寧に読んでいたのですが、気づいたら赤線、青線を引っ張りまくり、折り目までつけていました。日本語で経営戦略系の本は何冊か読みましたが、それほど心に響くものはなかったですが、本書は多くの箇所で「なるほど〜」と唸らされました。特に、企業が差別化するためには評価体系も併せて差別化しないとワークしない、という箇所を読んだ時は目から鱗が落ちる思いでした。本書を読んで初めて体型立てて経営戦略を理解することができました。

二冊目は「The Return of Depression Economics〜And the crisis of 2008〜Paul Krugman」です。クルーグマン博士はノーベル賞を受賞したアメリカの経済学者です。本書は、大恐々を中心にマクロ経済を説明した面白い一冊です。日本の「失われた十年」についても丁寧に書かれており、色々と気づくことが多かったです。また、2008年の世界金融危機時において、伝統的な金融システムを凌駕する程に肥大化したシャードバンキングシステムの崩壊を1930年台のアメリカで起きた取り付け騒ぎの類似であると分析した洞察力には舌を巻かざるを得ませんでした。

Project PyramidでのGuatemala 研修旅行

Class of 2016のYasuyoです。OwenではMod4が始まり、早くも私のMBA生活の1年目が終盤に差し掛かってきましたが、本日は、Mod3終了後の春休みに参加したGuatemala研修旅行についてご紹介します。

私はMod3にProject Pyramidという世界の貧困問題を扱う授業を受講しました。今年は、6つのプロジェクトを扱っており、私はGuatemalaの小規模なcoffee farmersが貧困に苦しんでいる現状をどう解決していくか、というプロジェクトを選びました。このプロジェクト以外には医療問題を扱うものや、女性の貧困問題を扱うものなど、中南米に加えアフリカでのプロジェクトもあり、どれも非常に興味があり、1つに絞るのが難しいという悩みもありました。Mod3では現状分析や課題抽出を行い、その知識をもって春休みのtrip(1単位取得)で実際に現地に行き、Mod4のクラス(1単位取得)で最終的な解決策を提案するという一連のプロジェクトになり、Mod3の授業と合わせて計4単位の取得が可能となります。(もちろんMod3の授業のみ受講し、Tripへは参加しないという選択肢も可能です。)

現地では実際にcoffee farmで収穫の様子を見学したり、Guatemalaではほぼ独占状態で市場を握っているAnaCafeという企業を見学し、今後の展望などと伺うことが出来ました。また現地の大学生の研究成果を発表するカンファレンスに参加する機会もあり、彼らと交流を図れたこともとても良い思い出となりました。 その中で、小規模な農場では商品を販売し、マーケットを拡大してくためのノウハウやコネクションが圧倒的に不足しており、彼らの生活も非常に貧しい状況でした。加えて、街を見渡しても、発展しているのはごく一部で大多数が非常に貧しい生活を強いられている現状も目の当たりにし、私たちが日本やアメリカでいかに恵まれた生活を送っているかを実感する機会にもなりました。Mod4ではtripで得た情報をベースに少しでも現地の方々のお役に立てるプロジェクト結果を発表出来るよう、頑張っていきたいと思います。

受験生の皆様は、合格発表等まだ落ち着かない日々が続くと思いますが、何かご質問がございましたら、いつでもJBC宛にご連絡いただければと思います!

MBAプログラムの印象

Class of 2015のTomoです。

Nashvilleは冬真っ只中です。東京の冬に似た感じなのですが、最低気温が異常に低い日があったり、コートもいらないほど暖かい日があったりと、寒暖の差が激しいのが少々難点です。

さて、Mod3も終了し、次のModでMBA生活も終了となります。今回はMBA生活を振り返って感じたことを書いてみたいと思います。

良かった点
英語でコミュニケーションをとることのハードルはかなり下がったと思います。私は留学前にまったく海外経験がなく英語が非常に苦手でしたが、最終的には慣れることができたと感じています。(それでも片言レベルですが。。。)
ビジネスに関する知識の習得についても、満足しています。極論を言ってしまうと日本で自主的にやってもできるのでしょうが、その時間を相当圧縮することができます。MBAはマネージャーとしての意思決定の方法を学ぶ場である、と個人的には考えているので、そのために必要な知識を短期間でカバーできたことは有意義でした。

想像と異なった点
グループワークが多すぎた点です。ファイナンス等のクラスでもグループワークがあることがほとんどです。これをどう感じるかは人それぞれだと思いますが、グループワークでは、自分の意見をグループの意見として押し通せるほどの英語力がない場合、自分の考えがbetterなのか何なのかをクラスメートに判断してもらうことはできても、専門家である教授に判断してもらうことはできません。また、自分のパート以外がおろそかになる傾向もあったように感じています。教授のマンパワー等制約条件もあるとは思うのですが、やはり高いお金を払っている以上、自分の意見の評価をすべてにおいて聞いてみたかったように感じます。

さて、アプリカントの方々もそろそろ進学先を決めることころだと思います。

在校生から話を聞いてみてもそれはあくまでも在校生の主観ですから、実際に入学してみるとご自身としては異なった印象や感想を持たれることもあるかもしれません。(その方が自然ですね)この認識の差を完全に埋めることは無理だと思いますが、もし「思っていたのと違った」となった場合でも、多様な評価軸(生活環境、ランキング、趣味等)があれば一定程度の納得感は得られるのではないでしょうか。
学校を選定される際は、納得感のポートフォリオ(MBAっぽいですね)を構築されるのも一案ではないかと思います。

Owenはまだアプリカントの方を受け付けております。興味をお持ちの方は是非出願をご検討ください。

プロジェクト、コンサルティング関連の授業等について

Class of 2015のHisaです。
受験生の方から「実際の企業とのプロジェクト」についてご質問を受けることがありますので、私の経験談を少し書かせていただければと思います。

昨年のMod1とMod2の2学期を通じて「Strategy and Operations Consulting Project」という授業を履修しました。この授業は現役コンサルタント2名が講師となり、実際の企業にコンサルティングを行う授業です。昨年は乳製品を扱う食品企業が顧客となり、私のチームでは、各国の製品需要を分析した上で、製造拠点の稼働率も考慮して、最適な輸出戦略(どこから輸出し、どこで販売するか)を確立するという課題が与えられました。各チームが取り組む課題は、実際に企業がプロジェクトとして検討中のものです。実際のビジネスにつながる提案が求められますので、非常に負荷の高い授業でしたが、現役コンサルタントの考え方や顧客役員のディスカッションを間近に見ることができる非常に良い機会だったと思います。顧客役員の前での3回のプレゼンテーションは非常に緊張しましたが、今しかできない貴重な経験ができたと感じています。

また、通常の授業においてもローカル企業を題材としたファイナルプロジェクトを進めることが多くあります。私が今履修している人事系の授業では、ローカル企業の人事戦略(採用、育成、報酬体系など)を分析し、新たな提案を作成するファイナルプロジェクトが課されています。私のチームでは息子の通う幼稚園のDirectorに取材を行い、レポート・プレゼンテーションの準備を進めているところです。また、企業からプロジェクトがOwenに持ち込まれることも多くあります。Vanderbilt及びOwenの知名度・評判は米国で非常に高いですので、地元企業からの依頼がOwenに届くことも多くあります。

上記は以外にも様々なプロジェクトがあり、自ら手を挙げれば色々なことにチャレンジできる下地がOwenでは整っていますので、是非入学された後には色々な機会を活かしていただければと思います。

受験生の皆様は出願、インタビューと大変な時期かと思いますが、残り少し頑張ってください!

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Author:vandyowen
米国テネシー州ナッシュビルにあるVanderbilt大学Owen経営大学院の日本人在校生によるブログです。

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